2018-01-04 こたつ 私は今、こたつに足を入れている。 人は秋の終わり頃から、こたつを「出そうかしらん。」と思い立ち、押入れから彼を表舞台に登場させるのだ。 彼は物凄いコミュニケーション能力で、人々の足を招き入れる。彼に処世術なんてものを書かせて出版すれば多分、ベストセラーだろう。 暖かい。そして茶を飲みながら、みかんを食べる。 平和だ。 もし万が一、世界中が敵になろうとも、こたつが私を温めてくれる限り、私の心は決して冷めはしない。 かもしれない。