夏目漱石について
以前、漱石山房記念館を訪れた事がある。
記念館には、訪問者が書き置きを残すためのノートが置いてあって、沢山の人の漱石、及び作品への愛がそこに綴られていた。
それを読んで、時代を越えて愛される漱石の凄さを実感した次第である。
ちなみに、ノートの中に「おすぎ」と書かれていて、あのおすぎさんも来たのかと驚いた。
いや、、、今思えば、あれは「ピーコ」だったかもしれない。いや、はたまた名前が「おすぎ」なだけの見知らぬ「おすぎ」だったかもしれない。見知らぬ「ピーコ」よりは、見知らぬ「おすぎ」の方が、名前的には存在しそうであるからやっぱりあれは「おすぎ」だったのかもしれない。
後で知ったが、漱石は学生時代、ピラミッドを建てることを夢見ていたらしい。
こたつ
私は今、こたつに足を入れている。
人は秋の終わり頃から、こたつを「出そうかしらん。」と思い立ち、押入れから彼を表舞台に登場させるのだ。
彼は物凄いコミュニケーション能力で、人々の足を招き入れる。彼に処世術なんてものを書かせて出版すれば多分、ベストセラーだろう。
暖かい。そして茶を飲みながら、みかんを食べる。
平和だ。
もし万が一、世界中が敵になろうとも、こたつが私を温めてくれる限り、私の心は決して冷めはしない。
かもしれない。